裏銀座コース 烏帽子岳から赤牛岳を歩く 
2015年7月29日(水)~8月1日(土)
七倉→高瀬ダム→烏帽子小屋→烏帽子岳→烏帽子小屋


憧れの北アルプス裏銀座コース。昨夏は湯俣温泉から登ったものの雨に降られて、風も強くて南真砂岳の稜線手前であきらめて下山したので、今年は、ブナ立尾根を登り烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳を経て読売新道へ下る計画で臨みました。
2日目は時おり青空が広がるもののガスが低く覆って、野口五郎岳からの展望は無し。でも、3日目は晴れて素晴らしい景色が広がりました。赤牛岳は遠くから眺めるとたおやかな稜線を描いていますが、花崗岩の大岩がゴロゴロした登山道が山頂まで続いていました。下山の読売新道もまた同じように大きな岩場の連続です。樹林帯に入ると今度はむき出しになった大きな木の根っこで、段差が大きく、気が抜けずとてもハードでした。
奥黒部ヒュッテから針ノ木谷の船着場までは、桟橋や梯子などよく整備され不安はありません。ただ、梯子の一段一段が高くて体力を消耗しました。平ノ小屋からロッジくろよんまで長かったですよ。コースタイムよりずっと時間がかかりました。


1日目コースタイムは6時間10分
(昭文社による)
7/29(水) 晴れのち曇りのち晴れ標高
七倉駐車場 - 8:20
高瀬ダム 8:30 8:40 1275m
濁沢登山口 9:05 9:10 1330m
三角点 12:20 13:00 2209m
主稜線 14:15 2551m
烏帽子小屋 14:20 14:45 2530m
ニセ烏帽子岳 15:10 2605m
山頂分岐 15:20
烏帽子岳 15:45 16:00 2628m
山頂分岐 16:25
ニセ烏帽子岳 16:40 2605m
烏帽子小屋 16:55 2530m
7/30(木) 曇り時々晴れ標高
烏帽子小屋 6:10 2530m
三ツ岳 7:25 2800m
野口五郎小屋 9:10 9:50 2860m
野口五郎岳 10:10 2504m
竹村新道分岐 10:50 2800m
東沢乗越 12:25 13:10 2734m
水晶小屋 14:05 - 2895m
7/31(金)晴れ標高
水晶小屋 - 4:50 2895m
水晶岳 5:35 5:55 2986m
温泉沢の頭 6:50 2904m
最低鞍部 7:45 8:00 2742m
赤牛岳 9:10 9:55 2862m
4/8地点 12:00 12:40 -
奥黒部ヒュッテ 15:10 1476m
8/1(土)晴れ標高
奥黒部ヒュッテ - 7:30 1476m
針ノ木谷船着場 9:40 10:20 -
平ノ小屋船着場 10:35 - -
平ノ小屋 10:40 10:50 1470m
ロッジくろよん 14:30 15:00 1485m
黒四ダム 15:20 - 1450m
トロリーバス乗り場 15:40 16:05 -
扇沢 16:20 16:30 1420m
七倉駐車場 16:55 - -
登山道地図

一日目 コマクサのイラスト
七倉からタクシーで高瀬ダムへ。トンネルを抜け不動澤橋を渡ります。青空が広がり、白砂が眩しい!キャンプ場を抜け濁沢橋を渡って登山口手前にある水場で水を補給。さあ、登山開始!


七倉駐車場
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高瀬ダム
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ロックフィルダム(岩塊を積み上げて作ったダム)

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高瀬ダムの案内板


ダム湖
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トンネル ↓ onmouse トンネル内の写真に替ります
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すぐに吊り橋
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登山口へ向かいます ↑ onmouse 写真が替ります
 砂地にはイワツバメの幼鳥がいましたよ

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無名滝と濁沢にかかる橋  ↑ onmouse 写真が替ります

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水場

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北アルプス裏銀座登山口 9:00
 ↑ onmouse 写真が替ります
烏帽子小屋が№0でこの登山口は№12。
偶数№で小休止して登りました。

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こんな感じの登山道、いきなり急登です。

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階段が続きます。

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10/12地点 9:50 

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急坂です

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道はジグザグに。見上げると夫はあんなに高い所を歩いています。

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8/12地点 10:25~10:35

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むき出しになった木の根っこを登って・・・

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まだまだ

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ひたすら登ります

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一歩、一歩ゆっくりと登ります

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ここが6/12地点 11:15~11:30 

樹林の中にはたくさんの花が咲いていました。
一番目を引いたのは紫色の釣鐘型の花をつけたソバナ。
あっちにもこっちにも。サンカヨウやタケシマランは実をつけていました。

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ここは4/12地点 12:20~13:00
やっと三角点に到着しました。
登山口から3時間10分経過
ここで昼食。

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タヌキ岩


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植生が変わってダケカンバの林、パッと明るくなり気持ち良いです。

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ところが、右側斜面は崩壊していました
 ↑ onmouse 写真が替ります

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2/12地点 13:45

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1/12地点 14:00。 最後のポイントです。やったあ

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稜線に到着。小屋まであと少し!
烏帽子小屋に向かい下ります。


<主稜線に咲いていた花>

ゴゼンタチバナ、ウサギギク、アオノツガザクラ、エゾシオガマ、ミヤマアキノキリンソウの写真

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烏帽子小屋到着 14:20

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小屋の前に一面に咲き競うイワキキョウ、見事ですね。

ひと息ついて、烏帽子岳へ向かいます
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前烏帽子岳(ニセ烏帽子岳)

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三ツ岳がくっきり

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赤牛岳もくっきり

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分岐を過ぎて烏帽子岳を目指します

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山頂手前のクサリ場

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烏帽子岳山頂

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四十八池 ↑ onmouse 写真が替ります

昨夏、晴嵐荘で会った長野県警パトロール隊員が烏帽子で一番好きなところは四十八池。
池が点在していていいところです。是非、足を運んでほしいと言っていたのを思い出しました。

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リンネソウ

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コマクサ

烏帽子岳山頂に向かう途中の低木の下にかわいいピンクの花がたくさん咲いていました。何の花かな?まず登ってから・・・と。帰り道よく見たら、リンネソウです。確か北海道の幌尻岳で1回見たきりです。もう嬉しくて・・・ルンルンルン。


花崗岩の白砂、コマクサ、オブジェ・・・燕岳に似ていますねにっこり
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烏帽子小屋を望む


夕食時、隣り合わせになったのは京都から来た男性二人と四国からの男性一人。四国の男性はかなりな高齢。京都の男性は、水晶小屋、双六小屋と泊まり笠ヶ岳へ向かうのだそうです。若いころはよく山を登っていて、ブランクを経て、再び歩き始めたそうです。気さくなかたで小屋の前で夕日を眺めながら、いっぱい山の話をお聞きしました。


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夕日に輝くイワギキョウ

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烏帽子小屋から眺めた赤牛岳


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