北海道山旅  2007年7月4日(水)〜8日(日)

 十勝岳   大雪山(旭岳)   後方羊蹄山

1日目 晴れ 羽田空港→旭川空港→旭岳温泉・大雪山山荘(泊)
2日目 くもり 強風のち晴れ 大雪山山荘→望岳台・・・十勝岳登山・・・白金温泉民宿(泊)
3日目 くもり 強風 白金温泉民宿→大雪山旭岳ロープウェイ→姿見・・・旭岳登山・・・姿見→旭岳ロープウェイ→ニセコ昆布温泉(泊)
4日目 晴れ ニセコ昆布温泉→半月湖登山口・・・後方羊蹄山登山・・・半月湖登山口→湯本温泉(泊)
5日目 晴れ 湯本温泉→積丹半島巡り→神威岬→札幌空港→羽田空港



後方羊蹄山(1898m)
ジャガイモ畑と後方羊蹄山の写真



【登山日】
2007年7月7日(金)
【標高差】 1548m
【山行コースタイム】 8時間20分(昭文社による)
【コース】 羊蹄山登山口6:00→二合目6:45→六合目8:07→九合目9:25→羊蹄山山頂10:45〜11:53→旧小屋跡12:37→九合目13:02→六合目13:30二合目15:08→羊蹄山登山口15:55

登山道概略図
写真
半月湖羊蹄山登山口 6:00

天気晴れ  さあガンバロウ!



後方羊蹄山の日帰り登山は、富士山を五合目から日帰りで往復するのと同じようなものと書かれている。
標高差1500mあるので気を引き締めて、ひたすら登ることに専念、ゆっくりゆっくり息が弾まない速度で登る。二合目、三合目、四合目・・・案内板に励まされながら、2時間程で六合目に辿り着く。目前にニセコを望みここで小休止。水を飲み、バナナを食べる。やっと標高1200mだ。吹く風が心地よい。 ニセコの山々
薄暗い樹林下の登山道には、エゾタツナミソウ、ベニバナイチヤクソウ、ヨツバムグラ、タニギキョウ、すみれ、クルマムグラなどが咲き目を楽しませてくれるが、写真は下山時にと決めて、またひたすらゆっくり登る。
7合目、八合目、登り一辺倒だけど今日は調子がいい。順調に足が前に進む。

九合目に到着 9:25
ウコンウツギの花の写真




九合目、登山道は山頂方向と避難小屋方向に分かれる。山頂方向を辿る。いっせいに高山植物が姿を見せ始めた。登山道の右に左にウコンウツギが満開、咲き乱れている。我慢ならずにカメラを取り出した。

上部は後方羊蹄山の高山植物帯として天然記念物に指定されており、他にもミヤマオダマキ、ハクサンチドリ、エゾイソツツジ、イワブクロ、マルバシモツケ、オダサムタンポポ、ハイオトギリなどなどが咲き花に目がいき、足が前に進まない。でも、山頂はもう少しだから・・・ま、いいっか!


セリ科の花の写真

チシマキンレイカ


シラネアオイ


ホソバイワベンケイ(雄株)

ホソバイワベンケイ(雌株)


シロバナノチシマフウロ

チシマフウロ




火口壁上の分岐に出る。案内板に従い山頂方向へ進む.が山頂はどこに?ピークがいくつも見える。ずーっと遠くに登山者が立っているのが見えるが、ま・さ・か!?あんな遠くが山頂?落ち込む気持ちをイワブクロが慰めてくれる。踏みつけそうなほど足元にたくさん咲き競っている。



写真
分岐 
10:10

イワブクロ




山頂に到着 10:45 

ニセコの山々を望み、眼下には2008年サミット会場の洞爺湖を望む。
洞爺湖を望む



写真
山頂から見た大火口。


シマリスと鳥の写真




山頂でひと休みしていると縄張りを主張しているのか?鳥が囀っている。シマリスも姿を見せた。シマリスは何か餌をくわえて岩場を駆け上っていった。
山頂の岩場に、足元に、花・花・花が咲き乱れていた。



イワヒゲ
   イワヒゲ

イワウメ

キクバクワガタ





360度の大パノラマが広がる火口壁をぐるりと一周し、旧小屋跡に到着。12:37



九合目の分岐に戻ったのが13:02。後ろ髪を引かれながらも下山を始める。
途中、まだまだ登山者が登ってくる。大きな荷物を背負っている人たちも多い。避難小屋泊なのだろう。
きっと素晴らしい一晩を過ごすことでしょう!
六合目付近に咲いていたタニギキョウ、登山道の両脇にずっと咲き続くヨツバムグラ、登山口近くに咲いていたエゾタツナミソウ、大木に絡みついたツルアジサイの見事な様、下山を急ぎながらも樹林下に咲く花々を写真に収めながら下る。




エゾタツナミソウ
タニギキョウ
ニョイスミレ

ツルアジサイ

ツルアジサイ
ヨツバムグラ


登山口着 15:55
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おまけの積丹半島巡り・・・神威岬