北岳(3192m)・間ノ岳(3189m)・農鳥岳(3026m)
2010年8月4日(木)~7日(土)


イワギキョウ・アイコン二日目

雲ひとつない空。今日は最高。北岳山荘を6:05に出発。北岳の山頂を踏まずに中白根山へ向かう。


2日目コースタイムは7時間50分(昭文社による)
3日目コースタイムは3時間(昭文社による)
8/6(金)晴れのちガス標高
北岳山荘 6:05 - 2880m
中白根山 6:45 6:55 3055m
間ノ岳 7:45 8:40 3189m
農鳥小屋 9:35 9:45 2800m
西農鳥岳 10:35 10:40 3050m
農鳥岳 11:20 11:50 3026m
大門沢下降点 12:25 - 2820m
河原の水場 13:55 14:05 -
大門沢小屋 15:10 - 1710m
8/7(土)晴れ 標高
大門沢小屋 - 6:00 1710m
発電所取水口 7:55 8:05 1130m
広河内橋 8:55 - 860m
北岳山荘からなかしらねへ向かう写真





写真
中白峰から振り返って北岳・甲斐駒ケ岳を見る 6:45着

写真
中白根山から北アルプス遠望


山荘で北海道からのかたと隣合わせた。ご兄弟で大雪山をよく歩いているとのこと、羨ましい限り!今回は是非、北岳に登りたいとやってきたのだそうだ。間ノ岳まで行きたいと話していたが・・・。朝、最後に山荘を出発したのんびり屋の私たち、間ノ岳に向かう途中でご兄弟とすれ違った。山頂まで行って折り返してきたには、あまりに早い。尋ねたら帰りの時間があるので間ノ岳の手前で引き返してきたとのこと。「ここまできたら見える景色はもう同じでしょうから」と悔しがるわけでもなく、満足気な表情をしていた。私もそう言える山歩きをしたいと思った。中白根山から間ノ岳までは1時間の行程が近いようで遠いのですね。


写真
中白峰から間ノ岳


間ノ岳山頂 7:45着。山頂からは仙丈ケ岳、鳳凰三山、これから行く農鳥岳とその奥には笊が岳(南アルプス荒川小屋から見て印象深い)南南西には塩見岳、悪沢岳、赤石岳、大沢岳、兎岳までもがくっきり見えた。大満足ニッコリ


 間ノ岳山頂から見た農鳥岳の写真

間ノ岳山頂から見た 盟主南アルプスの山々の写真
奥左から大無間山、千枚岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、兎岳、中盛飯山、大沢岳
手前中央右寄りに塩見岳の展望


1時間ほどゆっくり休憩した後、農鳥岳へ向かう。農鳥小屋を目指して下って行く。鞍部にある農鳥小屋から西農鳥岳には250m登り返す。道のりは長いし、登り返しは相当キツイ。頑張ろう!


岩がゴロゴロした道を行く写真
登山道はこんな道。ガスが出てきた。

写真
下っていくと遠くに赤い屋根の農鳥小屋が見えてきた。

写真。見えてた小屋が見えなくなった
まだまだ遠い。


写真。再び小屋が見えた
少し近づいてきたかな?

写真
振り返って見上げる。年配のグループがゆっくりゆっくり下ってくる。


写真
一瞬ガスが晴れ、農鳥岳が見えた。
左が農鳥岳・右が西農鳥岳。小屋まではもうひと頑張り。

写真
農鳥小屋の管理人さん、登山者をチェック!してる?


苦しい西農鳥岳への登り道。花が元気をくれる。シコタンソウを初めて目にしたのは利尻岳で。利尻の花とばかり思っていたけれど、北アルプスの槍ヶ岳にも白馬岳にも咲いていた。どこにでも見られる花なのね。西農鳥岳ではこんなに群生して咲いている。花を愛でひと休み。疲れも吹き飛んだ。


シコタンソウが群生している写真
西農鳥岳への登山道脇に咲いていたシコタンソウ

写真
塩見岳から間ノ岳への稜線にある熊ノ平小屋を望む
この稜線をいつか私も歩いてみたい。

斜面に咲くイワギキョウとタカネニガナの花、大きな株で咲いているタカネツメクサの写真

アザミの形をしているシラネヒゴタイと黄色のタカネニガナとシロバナタカネビランジの写真


西農鳥山頂の写真

西農鳥岳のピークは標識がない。たぶん、急登を登り終えた次のこのピークが西農鳥岳と思う。農鳥岳はさらに奥。ガスで景色は全く望めなくなった。朝の青空はどこへいったのやら。


大門沢下降点からは急下降していく。大門沢小屋までコースタイム3時間。足元悪く道のりが長いから急がず気をつけて下りよう。樹林の中をいやというほど下ると水音が近づいてきて、明るい林になり、シモツケソウなどの花々見られるようになった。その後、少しで大門沢の河原に出た。13:55着。足はガクガク、疲れがピークに達していた。ここで水分補給をして十分休んで小屋に向かった。


ここから大門沢小屋へ下る大門沢下降点の写真と樹林に咲くセリバシオガマノ写真

大門沢小屋 15:10着


イワギキョウ・アイコン三日目  大門沢小屋 6:00出発

大門沢小屋


発電所取水口の吊橋と第三堰提の吊橋の写真

広河内橋 8:55着


バスに時間まで1時間以上ここで待つ。待っていると後ろを歩いていたご年配のグループ二人が駆け下りてきた。「バスの時間に間に合ってよかったですね」と声をかけたら「いやいや、それどころではない。大変だ!」と言う。一人が滑落したと救助を求めて下りてきたのだった。携帯がつながらなく、管理人さんに衛星電話で連絡をとってもらっていた。広島から来ていたグループで前日大門沢小屋に着いたのも午後5時を回っていた。帰宅してインターネットで調べたら、無事に救出されたと掲載されていたので良かった。わが身にも照らして、無理な計画は慎まなければいけないと思った。

広河内橋10:17発・・・バス・・・広河原11:00着・・・乗り合いタクシー・・・芦安→白根IC→八王子→自宅16:20着


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