北岳(3192m)・間ノ岳(3189m)・農鳥岳(3026m)
2010年8月4日(木)~7日(土)

自宅19:50→八王子20:42→白根IC21:59→芦安22:45・・・乗り合いタクシー5:10・・・広河原6:00


3000m峰で未峰の農鳥岳を目指して出かけた。一日目は広河原から大樺沢を二俣まで行き、左俣コースをとって八本歯のコルへ、北岳との分岐からトラバース道をへて北岳山荘(泊)。2日目は間ノ岳・農鳥岳と縦走し大門沢小屋(泊)。3日目はまっすぐ広河内橋へ下る。北岳と間ノ岳は9年前に一度登った。季節は紅葉の始まる9月、ウラシマツツジが赤く色づいて、山頂からは間ノ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山がどっしりと目の前に聳えていたのが記憶に残っている。今回はシロバナタカネビランジが咲く8月初めに登る。どんな花に出逢えるか楽しみだ。


1日目コースタイムは5時間40分(昭文社による)
8/5(木)晴れときどきガス標高
広河原 - 6:20 1520m
御池小屋分岐 6:45 - 1630m
二俣 8:50 9:05 2220m
八本歯コル 11:43 13:05 2870m
トラバース道分岐 13:50 - -
北岳山荘 15:20 - 2880m
8/6(金)晴れのちガス標高
北岳山荘 - 6:05 2880m
中白根山 6:45 6:55 3055m
間ノ岳 7:45 8:40 3189m
農鳥小屋 9:35 9:45 2800m
西農鳥岳 10:35 10:40 3050m
農鳥岳 11:20 11:55 3026m
大門沢下降点 12:25 - 2820m
河原の水場 13:55 14:05 -
大門沢小屋 15:10 - 1710m
8/7(土)晴れ 標高
大門沢小屋 - 6:00 1710m
発電所取水口 7:55 8:05 1130m
広河内橋 8:55 - 860m
登山道概略図

イワギキョウ・アイコン一日目
野呂川にかかる吊橋を渡り樹林の中を登って行く。白根御池小屋分岐を大樺沢コースへ。センジュガンピ、タマガワホトトギスなどが咲く樹林の中を行く。


写真
雪渓が残る大樺沢を行く

写真。おおかんばさわに咲くミヤマハナシノブ。


大樺沢にはたくさんの花が咲いていた。その中で一番引かれたのがミヤマハナシノブ。草丈80cm、やさしい紫色をしている。風に揺れ、楚々とした感じがいい。二俣から左俣コースを行く。傾斜がきつくなると梯子があらわれる。つぎつぎといくつも梯子が架けられており、その梯子をよじ登って行く。振り返るとバットレス(巨大な岩壁)が目前に迫って見える。


写真


喘ぎ喘ぎ梯子を登りきり稜線に出る。八本歯のコルだ。ここでひと休み!疲れ果て・・・ウトウト。また昼寝をしてしまった ガックリ 1時間も寝ていたらしい。目が覚めると岩壁が目に飛び込んできた。点々と・・・花? わぁ~!シロバナタカネビランジだ。足元の岩陰にも咲いている。ニッコリ
残念なことに間ノ岳は、ガスがかかっていて望めない。


 写真

岩壁に咲くシロバナタカネビランジ

 シロバナタカネビランジの写真


八本歯のコルからさらに梯子を登り、北岳への分岐へ向かう。北岳山頂へは山荘に着いた時、ガスが晴れていたら登ることにして分岐を北岳山荘方向へ行く。色とりどりの花に誘われて、あっちにこっちにと足が止まってしまう。だが、途中でバラバラ雨が落ちてきた。ガックリ。急いでカメラをしまい、レインスーツを着る。もう少し天気がもってくれたらなぁ~。気持ちが通じたのかほどなく雨が止んだ。トラバース道のお花畑は百花繚乱。それは見事で楽しかった。


写真
登山道はこんな道。梯子がかかっているところもあった。

トラバース道に咲いていた花の写真
イブキトラノオ・ミネウスユキソウ・ハクサンコザクラ

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ムカゴトラノオ・ハクサンフウロ・タカネグンナイフウロ・タイツリオウギ


写真
イワギキョウとミネウスユキソウ

写真 写真
タイツリオウギ / シコタンソウ


写真
北岳山荘近くに咲いていたテガタチドリ

斜面一面に咲いていたミソガワソウの写真
ミソガワソウ


赤い屋根の北岳山荘の写真
北岳山荘に到着 15:20

富士山の写真。南アルプスから見る富士山は大きい
北岳山荘から見た富士山と夕日


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