鷲羽岳2924m)と水晶岳(2986m)
2008年9月27日(土)〜29日(月)

1日目 高曇り 新穂高温泉→鏡平→双六小屋→三俣山荘
2日目 高曇り 三俣山荘→鷲羽岳→水晶岳→岩苔乗越→黒部源流出合→三俣山荘→双六小屋
3日目 雪のち雨 双六小屋鏡平→新穂高温泉


写真
三俣峠から見た水晶岳(左)とワリモ岳(中央)と鷲羽岳(右)


標高差 1896m
参考コースタイム 1日目 9時間40分
(昭文社による)2日目 9時間5分
3日目 5時間25分
第1日目 
5:55 新穂高登山指導所(1090m)
7:10〜7:25 わさび平小屋(1400m)
8:30 秩父沢(1720m)
9:25〜9:40 シシウドが原
10:25〜11:05 鏡平(2280m)
11:55〜12:15 弓折岳分岐(2592m)
13:15〜13:25 双六小屋(2540m)
15:40 三俣山荘(2545m)
第2日目
6:00 三俣山荘
7:05〜7:15 鷲羽岳山頂(2924m)
8:00 ワリモ北分岐
8:35〜8:50 水晶小屋(2880m)
9:25〜10:00 水晶岳山頂(2986m)
10:30 水晶小屋
10:55 ワリモ北分岐
11:05 岩苔乗越
12:00〜12:20 黒部川源流標
12:55〜13:30 三俣山荘
15:50 双六小屋
第3日目
7:00 双六小屋
7:55 弓折岳分岐
8:35〜8:40 鏡平山荘
9:15 シシウドが原
9:50 秩父沢
10:45〜11:05 わさび平小屋
12:05 新穂高登山指導所


今回は笠ヶ岳に登り、3泊4日で鷲羽岳、水晶岳を目指す計画だった。が、金曜日は雨で土・日曜日が晴れの予報だったため、残念ながら笠ヶ岳を取止め、2泊3日で鷲羽岳、水晶岳に登ることにした。
前日は夕方早めに家を出、新穂高温泉無料駐車場には20:00に着いた。1日目はわさび平小屋、鏡平山荘を通り、双六小屋を経て三俣山荘まで歩く予定だ。昭文社の5万分の1の地図にはコースタイム9時間40分と書かれているから、休憩時間や昼食時間を加えるとかなりな時間になりそうだ。朝5:30、駐車場を出発、三俣山荘16:00着を目標に歩き出す。

新穂高登山指導所 5:55 笠新道入り口
わさび平小屋 7:10     りんご  きゅうり  トマト おいしそう!
 左俣林道を行く
 イタドリが原
 チボ岩  シシウドが原 
9:25
左は急登ゴロゴロ早着コース、右は楽々ジグザクコース、そしてシシウドが原の案内板。ここでひと休みして左のコースを登って行ったらきちんとしたシシウドが原の案内板があった。


鏡池から見る槍・穂高連峰 10:45

鏡池に着いたときは、ガスに覆われていて槍ヶ岳も穂高岳も全く姿が見えなかった。しばらく待ち諦めて小屋へ行く人、先を急ぐ人、それでも待つ人様々だ。おにぎりを食べて休んでいるとガスが少しずつとれてきた。やがて、はっきり槍ヶ岳が姿を現し、“わぁ〜〜〜”と歓声を上げて 池に映る槍ヶ岳の姿を逃すまいと皆集まってきた。カメラポイントは順番待ち状態に。空は曇っていても槍ヶ岳、穂高連峰を眺められて良かった。
                      
鏡平山荘 10:50
弓折岳分岐 11:25
弓折岳に向かう登山道


弓折岳分岐から眺めた槍・穂高連峰



 


弓折岳分岐より笠ヶ岳へ向う登山道

笠ヶ岳の分岐でひと休みしていたら、一足先に稜線に上がった人の歓声が聞こえてきた。何かな???遅れて私たちも稜線に出る。見事な紅葉に思わずワォ!
左奥に見えるのは乗鞍岳。稜線の先に見える笠ヶ岳。三角錐の美しい形の笠ヶ岳がここから見ると違う山に見える。

マウスをのせて見てください。
花見平

 
奥に見えるのは水晶岳と鷲羽岳
双六小屋と鷲羽岳と水晶岳
双六池
 
奥に見えるのは笠ヶ岳
双六小屋 13:15



双六小屋から三俣峠まで巻道コースを行った。槍ヶ岳の雄姿や雄大なカールの色づき始めた紅葉を眺め、最初のうちは変化する景色を楽しんでいたが、双六岳の中腹を通り、丸山の下を通るころはかなり疲れてきて三俣峠への緩やかではあるが最後の登りになると、足が前に進まず牛歩のごとくノロノロになった。双六岳、丸山、三俣蓮華岳を巻く道はおよそ2時間半だが長〜く遠〜く感じた。。


双六岳中腹を通る巻道(赤い線が登山道)
丸山の下を通る巻道(赤いラインが登山道)
三俣峠 15:08
やっと三俣峠に到着。
三俣蓮華岳山頂を左上に見やり、そのまま三俣山荘を目指す。
16:00着目標、何とかそれまでには着きそうだ。
三俣峠より見る
槍ヶ岳北鎌尾根と硫黄尾根、穂高連峰、樅沢岳

三俣山荘と鷲羽岳、水晶岳

やっと三俣山荘が見えてきた。新穂高温泉からよく歩いてきた。山荘まであともうひとがんばりだ。
ここから見る鷲羽岳は5年前と同じ景色、あの日のことが蘇ってきた。あの時は、黒部五郎小屋を出発し、抜けるような青空の下、三俣蓮華岳、双六岳で遊んで、次の日、鷲羽岳・水晶岳に登る予定で三俣山荘に泊まったっけ。鷲羽岳を目の前にいよいよ明日とワクワクしていたのを覚えている。だが、目が覚めた朝は暴風雨だった。沖縄に台風が接近してきたのだ。台風の影響とあっては・・・(>_<)。。。そのまま山荘から黒部源流へ下り、ひたすら歩き、雲ノ平、薬師沢小屋、太郎平小屋をへてずぶ濡れになって折立に下ったのを昨日のことのように思い出した。
明日は天気が崩れませんように。

三俣山荘 
15:40
同宿の人の話では昨日は雪が降ったそうで、山荘は寒かった。フリースを着込み、コーヒーを飲む。でも体が温まらず寒くて体が震えてきた。その上食堂までも寒い。あまりの寒さに三俣山荘に2泊するつもりだったが、「双六小屋は暖かかった」と聞き、予定を変更して明日は双六小屋に泊まることにした。明日も長い道のりになるががんばって歩こう!!!


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