のんびり尾瀬ヶ原を。ニッコウキスゲを見に出かけたが・・・
2012年7月27日(金)~28(土)
1日目 尾瀬ヶ原    2日目 尾瀬沼


ここ数年、春になるとミズバショウが咲く尾瀬ヶ原を歩きたくているが用事があったり、天気がよくなかったりで叶わないでいる。ミズバショウの季節ではないけれど、尾瀬ヶ原一面に咲くニッコウキスゲもいいな!と鳩待峠からはいり見晴し十字路の小屋に一泊して、尾瀬沼から大清水へのコースを歩いてきた。にっこり


ヒツジグサのアイコン 一日目 

練馬IC(4:50) → 沼田IC(6:35) → 尾瀬戸倉(8:25)バス(8:48発) → 鳩待峠(9:07~9:15) → 山ノ鼻(10:08) → 三叉路(牛首)(12:00~12:45) → ヨッピ橋(13:50) → 竜宮小屋(14:20~15:00) → 弥四郎小屋(15:35)(泊)


鳩待峠登山口
9:15 鳩待峠から山ノ鼻へ向かう。山ノ鼻へは木道を下っていく。標高差は190m。およそ約1時間。モミジカラマツの白い花と薄紫色のケナツノタムラソウが登山者を迎えてくれた。ミズバショウやニッコウキスゲのような主役になる花ではないけれど、脇役の花たちが樹林の下を彩る。山ノ鼻にほど近い川上川を渡る橋のたもとには大きなミヤマシシウドが咲いていた。


山ノ鼻ビジターセンター
荷物を運び終え 鳩待峠へ戻る強力さん
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ビジターセンター前にハクセキレイが、 尾っぽを上下に振ってチョンチョンと飛び歩く姿が愛らしい。
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ビジターセンターに到着。10:08。中に入ってセンターのかたや登山者に話を聞くと、ニッコウキスゲは「不作というか全く咲いていない」との返事。「鹿の害とも、つぼみのできる時期の天候によるものとも・・・。理由はわからない」と。半信半疑?で歩き出す。



今日はタップリ時間があるので尾瀬植物見本研究園を一周してから尾瀬ヶ原へ向かうことにした。
さて、どんな花が咲いていますか。最初に見つけたのは・・・
至仏山とクガイソウ
風にそよぐクガイソウの写真

尾瀬植物見本研究園に咲くキンコウカ
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尾瀬植物見本研究園の池塘に咲くコウホネ
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コウホネ
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上田代に広がる池塘
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池塘に咲くヒツジグサ
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↑ onmouse ヒツジグサのアップ写真に替わります

一面に咲くナガバノモウセンゴケの白い花
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↑ onmouse ナガバノモウセンゴケのアップ写真に替わります

ナガバノモウセンゴケの花
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水面を彩る清楚なヒツジグサの白い花。池塘にたくさん咲いていて、水の中にはサンショウウオが泳いでいましたよ。オゼコオホネは見本園で見かけただけでしたが。ナガバノモウセンゴケは食虫植物なのに花はとても小さくて可憐です。こんなに間近にたくさん咲いているのを見たのは初めてです。
尾瀬ヶ原には目立たない花もたくさん咲いていましたよ。


山ノ鼻から牛首までに咲いていた花々

山ノ鼻に着くと最初にスーッと立って風に揺れるノアザミが目にとまりました。いい姿です。
きれいな花はコバギボウシ。
尾瀬ヶ原で勢いよく背を伸ばして目立っていたのはアブラガヤ。
そう、気になって名前を知るために写真を撮っているとすれ違う登山者に
「何をとっているの?」と不思議な顔をして聞かれました。
アブラガヤもミカヅキグサもミタケスゲもカヤツリグサ科なので花のイメージには遠いですね。
でも、歩いていると気になったのです。

コバギボウシ

下のサムネイル写真にマウスをのせて見てください。写真が入れ替わります。
コバギボウシ ノアザミ タカネアオヤギソウ アブラガヤ ミカヅキグサ ミタケスゲ

至仏山と上田代に広がるキンコウカ
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↑ onmouse キンコウカのアップ写真に替わります

シラカバの木とヤマドリゼンマイ
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三叉路に集う人々
真直ぐ進めば竜宮小屋、左へ折れれば東電小屋へ向かう分岐です。
12:00 ここで昼食タイム
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竜宮小屋方向を見る。木道の先に燧岳がそびえている
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昼食後、三叉路を左折してヨッピ橋へ向かう
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熊よけのベル
熊が出没するのか?!思い切り鳴らして通り過ぎる。
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こんな木道の横によく見ると、キンコウカに混じってランの花がいっぱい咲いていました。
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ミズチドリとコバノトンボソウとヤマサギソウの花

あら!まあ!ネジバナも!尾瀬に咲いているのですね。原のあちこちで見かけました
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ルリイトトンボがスイスイと
沼尻から大江湿原に向かう小湿原でもたくさん飛んでいましたよ 写真

キンコウカ
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池塘と湿原 黄色に染まっているのはキンコウカの花
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13:50 ヨッピ橋まで来ました。ここからは右へ折れ、竜宮小屋に向かいます。
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右手に至仏山を眺め、ヤマドリゼンマイの繁る原を進むと程なく竜宮小屋。
山ノ鼻から真直ぐ延びる木道に戻ってきた。ひと休みして見晴し十字路へ。

ヤマドリゼンマイの原
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小屋近くにウサギギクに似た黄色の花が咲いていました。
葉っぱがウサギギクと違うような・・・?
尾瀬沼ビジターセンターに立ち寄ったら、オゼミズギクとわかりました。
これから咲き出す花のようですね!

オゼミズギク
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見晴し十字路に立つ弥四郎小屋 15:35着
小屋の真後ろにデンと燧ケ岳が聳えて見えます。写真

夕暮れの弥四郎小屋前にて。今晩はここに宿泊。
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夕暮れ。右手の山は景鶴山。夕日は雲のなかに沈んで・・・夕焼け空は望めませんでした。
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「少なくなったけれどまだ蛍が飛んでいるよ」と小屋の人から聞き、夜8時、小屋前の原に出てみた。真っ暗な夕闇のなかで目を凝らす。あっ!光ってる。光ってる。蛍だ。家族連れで見ていたお父さんの肩に止まって光ってる。女の子のTシャツに止まって光った。ワァー、キャー、キャーと歓声が上がる。思わぬ蛍観賞ににっこり

翌日へ


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