


登山口 8:30→5合目休憩小屋 9:50→6合目 →7合目 →馬の背 10:45 →分岐 11:02 →8合目→ 9合目 →アポイ岳山頂 11:40〜12:05→幌満お花畑 12:30→分岐 13:05→馬の背 13:30〜13:50→五合目休憩小屋 →登山口 15:00
アポイ岳は日高山脈の南のはじっこで、襟裳岬の西、太平洋に面している花の山、固有の植物が多く、日本で一番早く、そして一番長く高山植物の花が楽しめる?と聞いてやってきた。今年は一週間から10日ほど開花が遅いそうだが・・・。心配に及ばず、エゾオオサクラソウ、サマニユキワリ、ヒダカイワザクラ、アポイアズマギクなどたくさんの花々が咲いていた。
冬島コースを登る。ビジターセンター前の駐車場に車を止め、登山口で入山届けを出して旧道を歩き始める。外来種や雑草を持ち込ませないため、すぐに小川に足洗い場所があった。バシャバシャ、バシャバシャ。靴の裏に付いた泥を落として歩きだす。
歩き出してまもなく登山道脇にエゾオオサクラソウが咲いていた。わっ!思わず歓声を上げた。昨日、オオバナノエンレイソウと一緒に咲いていたあのピンク色の花だ。歩いて行くと次々と咲いていて、花もみずみずしく元気で、今がさかりのようだ。これから先も楽しみ。樹林の中は登山道のポイントごとに熊除けの鐘があった。鳴らすと自分でびっくりするほど大きな音がした。これなら熊にも聞こえるね(^_-)-☆
沢を幾度か渡っていく。エゾオオサクラソウは湿り気のあるところを好むようだ。ヒメイチゲ、フイりミヤマスミレもあちこちに咲いている。五合目までは樹林の中を登る。
五合目までくるとアポイ岳と山頂への稜線が目に飛び込む。わぁ〜、気持がいい。ここからアポイ岳を右に見ながら馬の背へ向かって登り始める。と、すぐ、「咲いてる」アポイアズマギクを見つけた。少し行くと今度はサマニユキワリを見つけた。アポイ岳固有の花だ。カメラを向けるがロープの向こう側でちょっと遠い。「先にもいっぱい咲いているよ」の声に期待してまた登り始める。
こんな岩の登山道にアポイアズマギクやサマニユキワリが咲いている。一輪、フデリンドウの花を見つけた。
振り返ると眼下に太平洋が広がっている
昨日泊まったアポイ山荘も見える
七合目手前で振り返る。登山者が次々と登ってくる
馬の背に到着。ここでひと休み。ここから吉田岳、ピンシネリへ続く稜線が一望できる。空は青空、山々がくっきり見える。「あれが吉田岳、ピンシネリはあの山ね」と眺めていたら、札幌からいらした方が「アポイ岳は海岸に近いから、晴れても風が強く吹いて、こんなに穏やかなことはめったにないのですよ」と教えてくれた。本当にラッキー
下のサムネイル写真にをのせて見てください。写真が入れ替わります。
7合目付近からは岩の隙間にピンクの花が咲いていた。ピンクも少し濃い色をしていた。サマニユキワリと思って眺めていたが、何度も目にしているうちに違う花のように思えてきた。よ〜く見ると花びらがひとまわりもふた回りも大きくて、葉っぱも違う。何の花だろう?つぶやいていたら、ツアーでいらした女性がアポイ岳花の本を開いてヒダカイワザクラと教えてくれた。
山頂に到着。ダケカンバに覆われていて展望はないが、ここで昼食タイム。団体のガイドさんが笹の上には座らないようにと注意をしていた。
そうそう、マダニが多いから気をつけて!とアポイ岳ファンクラブのページに書いてあったっけ。
山頂から、幌満お花畑コースをたどる。ダケカンバの林ぬけ、太平洋を見下ろして下るのは心地よかった。プラスお花畑だったら最高ね。今は、残念ながら、ヒダカイワザクラ、アポイキンバイが数えるほどしか咲いていなかった。いつの日か、お花畑が戻ってきますようにと願っている。
幌満お花畑からアポイ岳山頂を望む
馬の背から下っていく登山者を望む
時期を変えて何度登っても楽しそう!そう感じながら下山する。
登山口着 15:00
下のサムネイル写真にをのせて見てください。写真が入れ替わります。
いよいよ初、乗馬体験OK。これからフェンス外の初心者コースへ出発!
宿泊した浦河優駿ビレッジはこのJRA日高育成牧場と隣り合わせている。
全く初めてなのに一人でたずなを持って行くとは・・・!馬がしっかり調教されているのですね☆
1時間の乗馬体験終了間際に雨が落ちてきたが、何とか天気がもち楽しい2泊3日の山旅となった。時間があったので千歳空港に戻る途中に、もう一つのオオバナノエンレイソウ群生地・新冠町判官館森林公園に立ち寄った。ここも一面に花。花。花。雨の中でひっそりと咲いていた。
千歳空港20:10の飛行機で家路に着いた。