槍ヶ岳(3180m)
2009年8月6日(木)〜10日(月)
南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳〜西鎌尾根

1日目 自宅・・・平湯
2日目 あかんだな駐車場・・・上高地→明神→徳沢→横尾→槍沢ロッジ
3日目 槍沢ロッジ→大曲→天狗原分岐→天狗池→南岳山頂→南岳小屋
4日目 南岳小屋→南岳→中岳→大喰岳→槍ヶ岳→西鎌尾根→樅沢岳→双六小屋
5日目 双六小屋→弓折分岐→鏡平山荘→シシウドガ原→わさび平小屋→新穂高温泉登山口・・・あかんだな駐車場→自宅


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南岳山頂から今日の出発点の南岳小屋と穂高連峰を望む



コースタイム(昭文社による) 8時間10分
8/9(木)くもり雨 標高
南岳小屋 6:10 3032m
南岳山頂 6:20 3033m
横尾尾根分岐 6:35
中岳 7:40 3084m
大喰岳 8:15 3101m
飛騨乗越 8:39 3020m
槍ヶ岳山荘 8:55 9:10
槍ヶ岳山頂 9:30 9:50 3180m
槍ヶ岳山荘 10:10 10:40
千丈沢乗越 11:20 2720m
休憩10分
硫黄乗越 13:35 14:03 2595m
樅沢岳 14:55 2755m
双六小屋 15:20 2540m
 コースタイム(昭文社による)5時間25分
8/10(月) 雨 標高
双六小屋 5:50 2540m
弓折分岐 6:45 2592m
鏡平山荘 7:15 7:25 2280m
シシウドガ原 7:55
イタドリガ原 8:15
秩父沢 8:40 8:50 1720m
左俣林道 9:25  
わさび平小屋 9:40
笠新道入口 9:50 1400m
新穂高温泉 10:45 10:55 1090m
平湯(バス) 11:28 11:30
あかんだな駐車場 11:35
登山道の概略図


3日目

今日は南岳・中岳・大喰岳、そして槍ヶ岳と3000m峰の稜線を行く。出発時点は雲が高く山々がくっきり見え、まずまずの天気。このまま雲が下がってこないことを祈り歩き出す。

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南岳山頂 6:20
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南岳山頂からの大天井岳・常念岳
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南岳山頂より屏風ノ頭を望む



写真 南岳から中岳・大喰岳・槍ヶ岳へ向かう
写真 南岳から中岳へ緩やかな稜線を歩く



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南岳・中岳の中間点標識
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 中岳の登り始めにある水場
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中岳へ最後の登り
写真 中岳山頂から南岳、その奥に穂高連峰を望む
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大喰岳山頂 8:15
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飛騨乗越と槍ヶ岳山荘、槍ヶ岳
目の前に槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘が聳え立ち、瞬間、天空の城ラピュタの一場面が彷彿として思い出された。鞍部が飛騨乗越。あそこまで下って、さらに小屋まで登り返すのだ。あとひと頑張り。



写真 写真 写真
 シコタンソウ  クモマグサ  クモマスミレ


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槍ノ肩から見上げた槍の穂先
  槍ヶ岳山荘 8:55着。

見えていた槍の穂先も山荘に向かって登っているうちに,雲が垂れこめ、見えなくなってしまった。その上、雨も落ちてきた。仕方がなく、小屋の前で雨が止むの待っていた。そのうち小止みになってきたので、「登っても何も見えないね」と言いながら山頂を目指した。

20分ほど到着すると、山頂には田部井淳子さんがいた。ちょうど山頂の祠の前で撮影し終えたばかりのところだった。これはラッキー。一枚記念写真をお願いしたら快く応じてくれた。

収録は、山頂で田部井さん持参のお茶菓子でお茶をいただく場面に続き、また、雲の晴れ間に飛んできたヘリコプターに手を振るシチュエーション、じっとそのチャンスを待っている様子だった。雲があるのに空に向かい手を振ったり、すぐには晴れそうにないのに、雲が晴れるその一瞬を待っている。「撮影は大変!だなぁ〜と」二人で眺めていたが、私たちはヘリコプターの場面を待ち切れず、ほどなく下りてきた。

9月23日放送のNHKの北アルプス大縦走の番組撮影だったと後で知った。



山頂へ最後のはしごを登る 最後のはしごを登り、山頂だ
田部井淳子さんと記念写真 ヘリコプターを待っている田部井さんと撮影隊


槍ヶ岳山荘で早い昼食(?)を食べ、双六小屋までの鋭気を養う。さあ!これから西鎌尾根へ。初めて本格的な北アルプスの縦走にチャレンジした2003年夏、双六岳から槍ヶ岳へ続く稜線を眺め感激したのを思い出す。あの稜線を槍ヶ岳から歩くのだ。


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千丈乗越の先のくさり場

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ワンゲル部の高校生たちが大きなザックを背負って登って行く
    
立ち止まり景色を眺め、振り返りまた景色を眺める。幸い天気も持ち直して快適。途中に広がっているお花畑にもカメラを向ける。楽しい時間。でも、道のりは長い、先を急がねば・・・。


コバイケイソウのお花畑 赤土色の硫黄尾根
硫黄乗越でひと休みしているワンゲルの高校生たち ミヤマキンポウゲのお花畑


ワンゲルの高校生たちとしばらく、休憩タイムの違いで前になったり、後ろになったりして歩いてきたが、この硫黄乗越でお別れ。コーヒーを沸かし、ゆっくり休んでいる間に、高校生たちは小休止を終えるや登って行った。もう追いつけない。リーダーらしき子、新入部員らしき子、女子生徒、縦一列に整然と歩き、休憩の掛け声がかかると皆、へたり込むが、休憩終わりの掛け声でサッと歩き出す。「若い力はいいなぁ〜」と見ていてほほえましかった。


写真 歩いてきた縦走路を振り返ってみる。

最初は快適だった縦走も下っては登り、登っては下るのくり返しで少々疲れ気味
写真 樅沢岳を登って行くワンゲルの高校生たち。
やっと樅沢岳までたどり着いた。
ここを登れば登りはおしまい。

 写真。やっと着きました。
樅沢岳山頂 14:55



ミネウスユキソウ トリカブト クロユリ 
イブキジャコウソウ




双六小屋へあと一歩。雄大な景色を堪能しながらゆっくりと下る

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双六山荘
双六山荘 15:20着


翌日は、弓折岳、秩父平、抜戸岳をへて笠ヶ岳を目指す予定だったが  またも 雨。台風がきているのではねぇ〜。弓折岳分岐から鏡平山荘、小池新道へとくだる。笠ヶ岳登山道入口で来週天気がよかったら、こんどこそアタックねとつぶやく。それにしても、わさび平小屋から新穂高温泉までの林道歩きは長〜い<`〜´>
新穂高温泉登山口 10:45着


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