古賀志山のニリンソウ群生地へ
  二枚岩~斑根石山~北コースの周回コース
2023年4月10日(月)

宇都宮市にある古賀志山には、アカヤシオの咲く頃に一度登ったことがありますが、今回は二枚岩と斑根石山に咲くヒカゲツツジを見た後、ニリンソウ群生地を訪ねました。踏み跡がたくさんついていて、道迷いしてしまいがちな山と知りながら…、うっかり…

コースタイム 4時間20分
行動時間 7時間
距離 9.5キロ
4/10(月)晴れ 標高
宇都宮IC - 7:11
森林公園駐車場 8:00 8:15 220m
二枚岩登山口 8:50 -
二枚岩 9:10 9:15
中尾根コース合流点 9:45 -
斑根石山(559P) 10:20 10:45 559m
540P 11:35 - 540m
ニリンソウ群生地 12:00 12:50
540P 13:15 - 540m
斑根石山分岐 13:55 -
分岐 14:13 -
北コース合流点(広場) 14:40 -
森林公園駐車場 15:15 15:30 220m
翁草群生地 16:15 16:35
上河内スマート 16:50 -
登山道概略図

東北道の宇都宮ICで下り、道の駅ろまんちっく村に立ち寄ってコンビニのお弁当で朝食を済ませ、赤川ダムに向かいます。森林公園駐車場には多くの登山者の姿がありました。人気の山なのですね。支度を済ませ、二枚岩登山口まで林道を歩いていきます。


森林公園駐車場 8:15出発


道路を歩き二枚岩登山口へ


赤川ダムから見た古賀志山


道路右手の伐採地
桜とやわらかな新緑が目に飛び込んできました


伐採地そばの分岐を左方向へ進みます


目印の祠とベンチがありました
カーブを曲がると分岐です


二枚岩登山口分岐 8:50到着


登山口から10分ほど登るとツツジが咲く明るい林になりました


岩場の登りに目当てのヒカゲツツジが咲いていました
遅いかなと思っていたから嬉しい
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二枚岩に到着 9:10
周りが見渡せて気持ちがよいところ。ベンチもあって休憩するにはよさそうですが、まだ時間が早いので中尾根コース合流点へ向かい進みます


二枚岩


尾根にはアカヤシオがまだ咲いていました


根っこがむき出しの急登を登ります


植林帯では踏み跡を辿って思わず直登しそうに…
GPSで位置を確認して右手の巻き道へ進みます


尾根に出ました
中尾根コース合流点に到着 9:45

古賀志山~斑根石山(はんねいしやま)の稜線へ向かって中尾根を登ります。尾根にはミツバツツジ、ヤマツツジが咲いていました。新緑に映えてヤマツツジの赤色がとてもきれいでした


中尾根から見た古賀志山


斑根石山(559P)


岩場の細い尾根に咲くミツバツツジ


満開のミツバツツジを愛でて歩きます


分岐に出ました
真っすぐは岩場を登って中尾根最高点へ。右は斑根石山へ。
表示に従って右方向へ進みます


なだらかな巻き道の踏み跡を辿ると岩場に出るようなので
主稜線目指して登ります


主稜線に出てからも続く登り、
ヤマツツジが咲きだして、心弾み、足取りも軽やかに!


真っ赤なヤマツツジ


蕾も多く、満開はこれからかな!


なんと鮮やかな!


斑根石山へは縦走路を少し外れて登ります

斑根石山(559P)山頂に到着 10:20
山頂には男性が2人。でも、ザックは5つ、あれ?「山頂下にヒカゲツツジが咲いているから、みんな見に行ってるんだよ」と。数人戻って来たので私たちもヒカゲツツジを見に行きました


559Pの山頂から日光連山の眺め
木で半分隠れた男体山、大真名子山、女峰山


559ピークから見た古賀志山の表尾根


559ピークに咲いていたアカヤシオ


少し下った北斜面に咲くヒカゲツツジ
斜面が切れ落ちているので、足元注意!


ヒカゲツツジの葉の先端が赤い!


雄蕊と花びらのやわらかな色合いがいいですね


日差しを浴びて輝いている

ヒカゲツツジを見て目標を一つクリアー 二つ目の目標のニリンソウ群生地に向かいます。まずは540Pを目指します。ところが何を間違えたのか、弁当岩を登ってしまいました。登ってからおかしいな?と気づき休憩していた人に聞いたら、手岡峠(ちょうかとうげ)方向へ行くには、登った岩場を下るしかないと…


弁当岩
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ちゃんと案内板がありました
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改めてなだらかな道を進みます


登山道はアップダウンがあり、けっこう距離がありました
途中にこんな鎖場も…


芽吹いた木々の青葉がさわやかです

540ピークに到着 11:35


ピークから見た日光連山
雪をかぶった日光白根山、男体山、大真名子山、女峰山


右奥、三角の山は皇海山


高原山

540Pからニリンソウ群生地への下降点を探して歩いていくと、ここね!という場所に着きました。踏み跡を探して下って行きますが、それが、すごい急傾斜の道でホントに群生地があるの?と不安を覚えるほどの斜面を下って行きます。植林地まで下るとやっと群生地が見えてホッとしました。


ここが下降点


ニリンソウ群生地に到着 11:55
ここでランチタイム


シンボルツリー エイリアン?!


新緑が目に染みる~

昼食を終え、群生地を散策します。まるで桃源郷に迷い込んだよう。
斜面は一面ニリンソウのお花畑。見事です。


ニリンソウ群生地


足元を埋め尽くすように…


斜面一面を覆って咲いています


花びらをいっぱいに広げ


  太陽に向かって咲くニリンソウ


外側の萼片がピンク色した花は見つけられなかったけれど
花びら7枚のニリンソウを見つけましたよ
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8枚のニリンソウも


ヤマブキも咲いていました

ニリンソウを十分楽しんだので来た道を登って主稜線へ戻ります


540Pに到着 13:15


アカヤシオはすでに終盤ですが、
「このアカヤシオはきれい!」と懲りずにまた写真を…
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斑根石山を過ぎ、ヤマツツジのトンネルだった尾根を下って


冨士見峠へ向かいます

冨士見峠から北コースへのつもりが、手前の分岐を下ってしまい、あれ?また、なんか違うと。地図を見たら、案の定…、谷筋を下れば北コースへ合流するのでそのまま下りました。結果、近道でしたが


北コース合流地点(広場)に到着 14:40
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タチツボスミレ
スミレの季節、いろいろなスミレが咲いていました


東稜コースの分岐
森林公園駐車場へ進みます


キャンプ場近くに戻ってきました
切り株に描かれたユニークな顔にほっこりして


無事、駐車場に戻ってきました 15:15 

二枚岩登山口から登ったのは正解。ヒカゲツツジも見られたし、中尾根コースの岩場を歩かずにアカヤシオ、ニリンソウと春の花を楽しめました。ニリンソウの群生地はそっと残しておきたい花園でした

帰り道、鬼怒川河川敷のオキナグサ群生地に立ち寄りました。
穂になっているオキナグサが目立って、遅かったかなと思いながら歩いてみると、広い自生地にはまだまだ花がたくさん咲いていました。オキナグサは下向きで咲き始め、次第に上を向き、おしべとめしべを覗かせるそうです。自生地のオキナグサを見て、昔はどこにでも咲いている野の花だったのでしょうね。


オキナグサ群生地の標識


草丈10センチほど、下向きに花を咲かせます


葉、茎、萼片は白い毛で覆われています


上向き加減のオキナグサ


穂になったオキナグサ


傾いた日差しを浴びてキラキラ輝く穂

時間が遅かったので自生地には私たちだけ。とても素敵な時間でした

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