乙女高原を散策後、小楢山(1712m)へ
2021年8月4日(水)

高気圧がドンと日本列島に張り出してきて山日和の天気です。こんないい日は山へと国師ヶ岳と北奥千丈岳に出かけました。オリンピックの期間は首都高速道路料金が千円割り増し…。でも早朝出発したので通常料金で済みました。勝沼ICで下り、大弛峠に向かい川上牧丘線を走って行くと「柳平ゲート~大弛峠間通行止め」の標識が目に入りました。柳平ってどこかな。わからないまま走って行くと琴川ダムの先でゲートが閉まっていました。林道改良工事で
「2回目:令和3年8月4日(午前0時開始)から8月5日(午後5時解除)まで」
「3回目:令和3年8月18日(午前0時開始)から8月19日(午後5時解除)まで」
「4回目(予定):令和3年8月31日(午前0時開始)から9月3日(午後5時解除)まで」通行止め。
なんてことでしょう。週末を避けて工事をしているのですね  

写真
琴川ダムから見た金峰山
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ズームして見た五丈岩

手前の琴川ダムまで戻ってどうしようか?と相談して、乙女高原とその近くの小楢山を歩くことにしました。パンフレットによると乙女高原は山梨市にある標高1700m、亜高山帯の草原で、初夏のレンゲツツジをはじめ、春から秋にかけて様々な花が咲き乱れます。小楢山は山梨百名山で乙女高原と合わせてトレッキングコースが整備されています。

小楢山コースタイム 2時間30分
行動時間 3時間25分
 標高差 185m 距離 5.2キロ
8/4(水)晴れ 標高
勝沼IC 6:15 -
琴川ダム 7:20 -
乙女高原 8:00 9:30
焼山峠P 9:40 9:45 1527m
的石(新道・旧道分岐) 10:25 -
一杯水 10:47 -
小楢山山頂 11:00 12:10 1712m
一杯水 12:20 -
的石(新道・旧道分岐) 12:40 -
焼山峠P 13:10 - 1527m
登山道概略図

乙女高原で1時間半ほど花散歩を楽しんでから、焼山峠へ車で移動して小楢山を歩きます。乙女高原の花の写真は小楢山のあとに載せました。


焼山峠駐車場 9:45発


焼山峠駐車場のトイレ
簡易水洗できれいでした


小楢山登山口から歩き出すと


すぐにお地蔵様がたくさん並んでいました。
「子授け地蔵」といい、今でも新しいお地蔵様が増えているそうですよ


足元には紫色の鮮やかなウツボグサが


幅広いなだらかな道を緩やかに登って行きます


登ったら下って、


そしてまた登っての繰り返し


ピークを巻いて行くと


木々が高く、道幅広く、風が通り抜ける気持ち良い道になりました


草茂る道を緩やかにアップダウンすると


新道と旧道の分岐に到着 10:25
新道は左の急坂を登ります。展望はよさそうだけど、
地図を見ると三角形の2辺を歩くみたい。
傾斜もきつくなく道がはっきりしていた旧道を進みます


シダが生い茂るカラマツの林になりました


倒木などある荒れた林を進むと


新道と旧道との合流点に到着
さて地図にあった的石の巨石はどこに?
新道上かもしれない。こだわらずに先に進みます

キオンの花の写真
木々と木々の間にはマルバダケブキ、キオンが咲いていました
日差しを浴びたキオンが輝いてとてもキレイ
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鬱蒼とした木々の中を歩くようになって
みずみずしい苔の緑に目を奪われていると


一杯水に到着 10:47
水は枯れていました


一杯水から山頂まで15分ほど、ひととき急坂を登ると


なだらかな道になり、山頂まであと少しです


小楢山山頂に到着 11:00


山頂の山座同定盤

山頂からは思ったより大展望が広がっていました。正面の富士山、西の南アルプス、八ヶ岳は雲に隠れていたのは残念   でも、甲府盆地と今まで登った大菩薩嶺、御正体山、三ツ峠山、黒岳、毛無山が望めました。 誰もいない広々とした山頂広場でゆっくり昼食を摂りました

<山頂からの展望>

山頂からの写真
左から大菩薩嶺 御正体山 三ツ峠山 黒岳 富士山 毛無山 手前に甲府盆地
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御正体山


三ツ峠山


毛無山


休憩後、山頂広場をあとにして下山開始 12:10


バイケイソウが咲いていました
登りでは気づかなかった立派なバイケイソウ


キバナノヤマオダマキも咲いていました


最後のアップダウンの道に咲いていたフシグロセンノウ


焼山峠に到着 13:10

登山道は緩やかなアップダウンを繰り返しましたが、よく整備されていて歩きやすく焼山峠の標高が高いのもあり、この暑さの中、気持ち良く歩けました。この日、勝沼で39℃だったそうです。途中で出会う人もなく、山頂に着くと若者1人と年配のご夫婦のみ、私たちと入れ替わるように下山していきました。富士山、南アルプス、八ヶ岳は雲の中で望めなかったけれど甲府盆地を一望し、誰もいない山頂でゆったりと時間を過ごしました。

<乙女高原を花散策>


左手の駐車場に車を停めて、
草原のコースからツツジのコースを1周巡ります
高原は鹿の食害を防ぐためにぐるりネットで囲われています


扉を開けて足を踏み入れると遠目で見たより、ずーっとたくさんの花が咲いていました。
なにか、もう見つけたみたい。

花の蜜を吸いにやってきた虫たち
ヨツバヒヨドリに止まるアサギマダラ

ヨツバヒヨドリに止まるアサギマダラ アザミにとまるマルハナバチ ノコギリソウの上のバッタ ワレモコウと蝶々 オオバギボウシにとまるアキアカネ コオニユリにとまるキアゲハ
上のサムネイル写真にマウスをのせて見てください。写真が入れ替わります。


タチフウロ


キオン


オオバギボウシ

写真
ヒメトラノオ
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ツリガネニンジン


ヤマホタルブクロ


ウスユキソウ


シモツケソウ

写真
ホソバノキリンソウ
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クガイソウ


ツリフネソウ


キンバイソウ


オミナエシ


コウリンカ


グリーンロッジと乙女高原

花の写真を撮りながら1時間30分ほどの間、誰とも出会わず快適な花散策を楽しめました。ふと、野反湖にニッコウキスゲを見に行った時の野反湖畔で蝶々が飛び交うお花畑を思い出しました。事前のリサーチ不足のため工事の通行止めにはショックだったけれど、国師ヶ岳、北奥千丈岳には、今日のような天気の良い日を選んで、展望を楽しむ山行にしようと思います

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