紅葉を見に二岐山(1544m)へ 御鍋神社登山口から往復
ふたまたやま
2021年10月15日(金)

南会津の二岐山に出かけました。二岐山は双耳峰で、福島県の天栄村と下郷町の境にあり、那須連山の北端に位置します。全山ブナ林に覆われ、山頂からは那須や会津の山々の展望が良いそうです。楽しみにしていたブナの黄葉は10月に入り、気温が高い日が続いていたので少し早かったですが、山頂付近は色づいていてきれいな紅葉を楽しめました  

コースタイム 4時間20分
行動時間 5時間25分
 標高差 574m 距離 5.4キロ
10/15(金)晴れ 標高
白河IC - 7:21
御鍋神社駐車場 8:35 8:55
御鍋神社登山口 - 9:05 970m
ブナ平 10:00 -
二岐山(男岳)山頂 11:00 12:00 1544m
ブナ平 13:10 -
御鍋神社登山口 13:55 -
御鍋神社駐車場 14:05 14:20 970m
白河IC 15:55 -
登山道概略図

白河ICで下りて御鍋神社駐車場まで1時間ちょっと。県道白川羽鳥線を走って行くと雰囲気が一転、リゾート地のような場所に出ました。オートキャンプ場、ゴルフ場などあり、羽鳥湖高原というそうです。羽鳥湖沿いを走り、国道118号線へ、最後はダートな道を走ると広々とした駐車場に着きました。駐車している車は一台もいません。周回コースは林道歩きが長いので山頂を往復してきます


御鍋神社駐車場


10分ほど林道を歩くと登山口
登山口に仮設トイレがありました


御鍋神社(男岳)登山口 9:05出発

登山口からすぐに急登が始まり、ブナ、ミズナラ、アスナロの大木が鬱蒼と茂る森の中を登って行きます。


登り出すと日に照らされた木々が
色づき始めていい感じです♪
いきなり急登


10分ほどで八丁坂に到着

写真
アスナロの木々の間を登って行くと


石がゴロゴロとした苔むした場所に出ました


あすなろ坂に到着


アスナロの根元。幹が赤っぽい色をしています



見上げると八方に枝を広げています
アスナロは湿潤な場所を好むそうです


アスナロウォッチングしながら、まだまだ登っていきます

やがて傾斜が緩やかになって平坦な道になるとブナ平です。


日ざしが差し込んでキラキラ輝き美しい


ブナの林になりました


ひと際赤く色づいたハウチワカエデが鮮やかです♪
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ブナ平に到着 10:00

ブナ平からはじめじめした道になり、ぬかるんだ場所を越えると円いこんもりした男岳が見えてきます。湿地帯を抜け緩やかに登って行くと男岳坂に着きます。


平坦な道を真っ赤な落ち葉を踏んで進みます
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ぬかるんだ道。泥濘みに足をとられないよう気をつけましょ!
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二岐山(男岳)が見えました


明るい斜面を登って行くと


心地良いブナ林が広がっていました。少し時期が早かったです


男岳坂に到着

ここから山頂まではまっすぐに直登。クマザサが多い急坂から、ふたたびブナ林となって、さらに登り、シャクナゲなどの灌木が茂るようになるともうすぐ山頂です。男岳坂から上の紅葉がきれいでした。標高が上がったからだけではなく斜面の向きもあるのでしょうね。


鮮やかな黄色い葉♪
大きな丸い葉っぱが足元にたくさん落ちていて気になりました。
木の名前は何だろう?紅葉ハンドブックで探してみると
ヒトツバカエデ(マルバカエデ)かなー?

円い葉は、カエデ特有の切れ込みがないので、カエデの仲間に見えないけれど、
秋にプロペラのような翼のある果実をつけるからカエデの仲間だとわかるそうです。


この辺りは紅葉が進んでいます


ブナ林 きれいです


クマザサが生い茂る道を登り


アスナロの根っこを掴んでよいこらしょ!と
アスナロの根っこはツルツルしている


シャクナゲなどの灌木の道を登って行くと


二岐山山頂(男岳)に到着 11:00


二等三角点

山頂は360度見渡せます。まだ11時。おなかは空いていないけれど昼食タイム
女岳の方から男性がやってきました。「女岳の途中まで行ったけれど、展望もないし戻ってきた。若い人が先を歩いていましたよ。きっと周回でしょう。周回は林道歩きだから、私は往復です。」と言って早々に下山していきました。若い人とはたぶん私たちをブナ平手前で追い越していった人。誰もいない山頂でのんびり景色を眺めて過ごしました。

<山頂からの展望>


南に左から小白森山 大白森山 赤面山 三本槍岳 甲子旭岳
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左から那須連峰の流石山 大倉山 三倉山
三倉山から右奥に日光の山々が望めるようですが残念
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女岳
飯豊山も大朝日岳も雲の中


猪苗代湖が案外近くに見えました
磐梯山、吾妻山、安達太良山も残念、雲の中でした

二岐山山頂 12:00出発。女岳の山頂は展望がないというので、このまま来た道を戻ります。日が当たっている男岳坂までは木々がきれいでした。紅葉はやっぱり下りの方が華やいで見える気がします。立ち止まって、眺めて、写真を撮って、こんな余裕がある山歩きもいいな


色づき始めた木々。やわらかな色合いがいい


真っ赤なハウチワカエデもいいね


真紅と緑の葉が混在しているオオカメノキ 


青空に映える黄色の葉、赤い葉、さかりはもうちょっと先かな


ウリハダカエデにそっくりなホソエカエデは真っ赤で
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ウリハダカエデは橙色


だいぶ下ってきて、ぬかるんでいた道辺りを過ぎました。
ススキの穂が透き通ってキラキラ輝いている♪
思わず足を止めました


ブナ平に到着 13:10
ここでコーヒータイム?!それもいいね。
でも、さっさと下山しましょう。


アスナロ坂をグングン下ります


アスナロの林、足元には多くの幼木が…。


御鍋神社登山口に戻りました 14:20


林道を10分歩いて駐車場に到着

紅葉したブナ林を歩くつもりが残念 紅葉には少し早かったです。それでも、山頂付近が色づいていてとてもきれいで、展望も良く、静かな山歩きができて楽しい一日になりました。今度は美しいブナ林の紅葉の中を歩きたいな

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