東北の最高峰の燧ケ岳へ
ひうちがたけ
2020年8月26日(水)


尾瀬ヶ原を挟んで対峙している至仏山と燧ヶ岳。昨年は至仏山に登ったので、今年は燧ヶ岳へ。16年前には、鳩待峠から尾瀬ヶ原を歩いて、温泉小屋で一泊、今は廃道になった温泉小屋道を登って、尾瀬沼に下り大清水まで歩きました。今回は2つの湿原を歩く桧枝岐の御池から往復するコースです にっこり


コースタイム 6時間30分
行動時間 8時間35分
 距離 8.8キロ 標高差 856m
8/25(火)晴れ 標高
西那須野塩原IC 19:00 -
御池駐車場 21:10 - 1500m
8/26(水)晴れ 標高
御池登山口P - 6:15 1500m
広沢田代 7:15 7:25 1760m
熊沢田代 8:25 8:35 1950m
ガレ場 9:35 -
爼嵓 10:00 10:20 2346m
柴安嵓 10:45 11:20 2356m
爼嵓 11:45 11:50 2346m
ガレ場 12:10 -
熊沢田代 13:00 13:10 1950m
広沢田代 13:50 - 1760m
御池駐車場 14:50 15:15 1500m
登山道概略図

前日に自宅を出発
東北道・西那須野塩原ICで下り、塩原温泉郷、会津高原を抜けて桧枝岐へと走ります。2時間程走り御池登山口にやっと到着しました。御池登山口駐車場で車中泊
御池ロッジのトイレは明かりがついていてきれいでした。


翌朝、5時に起床。今日は青空が広がる山日和
楽しい山歩きが出来そうです。 車の中でおにぎりを食べて出発します


御池駐車場


御池登山口 6:15出発


ダケカンバの林を歩き出します


歩き出すとすぐ燧ヶ岳と尾瀬ヶ原(見晴地区)の分岐に出ました。
分岐を左へ進みます


木道はすぐに、ゴロゴロした石の急な登りになります
しばらく登ると、


道は緩やかになりました。
広沢田代までこのままだといいな と思っていると


再び、急登になりました。
濡れて苔むした大きな石、足の置き場を探して登ります


一つ一つの段差がとても大きい!よいこらしょ!


濡れた木の階段状の道を登っていくと


オオカメノキが赤い実をつけていました


葉っぱも赤く色づいて、秋が近づいているのを感じます


広沢田代の湿原に出ました。広々として気持ちがいい!
木道を歩いて行くと あっ!イワショウブがまだ咲いている。キンコウカも咲いているにっこり

近づいて見ると、白い花の中央からピンクのかわいい実が育ち始めていました


イワショウブ


イワショウブ


振り返って木道の先に大杉岳、大津岐山、奥に会津駒ヶ岳を望みます


広沢田代に到着 7:15 
池塘が広がっているここでひと休み

写真
休み終えて歩き出すと湿原の端にオゼミズギクがまだたくさん咲いていました
↑ onmouse 


広沢田代の湿原を抜け樹林に入ると、階段状の道が断続的に現れる急登になります。


木で土止めした階段状の道を登ります


ここは木の階段


五合目に到着しました


五合目の少し先、急登を登り切ると視界が開け、会津駒ヶ岳と広沢田代が望めました
登山口の御池も見えましたよ


その先は木道になり、俎嵓が見えました


熊沢田代です。俎嵓が大きい!


熊沢田代に到着 8:25
ここでひと休み


ベンチの前に広がる池塘


湿原に中に続く登山道。山頂下の茶色く樹木がない所がガレ場

休み終えて歩き出すと、もう下ってきた人がいました。「早いですね!」「5時に登り出したのだけど、相方の体調が今一つだから7合目で戻ってきたんだ。 山は逃げないからね。ガレ場があるよ、気をつけて!」どうりでこの時間なのね。「お気をつけて!」



階段状になった木道を登っていきます


振り返るとワオ!素晴らしい景色!
熊沢田代の向こうに会津駒ヶ岳の大きな山容が見えました


7合目に到着


オオバタケシマランが赤い実をつけています


笹が生い茂る登山道


足元にはオヤマリンドウが咲いていましたよ


大きな石が転がる登山道になりました


急登を登りつめると


浮石いっぱいの難所にさしかかりました


振り返ると会津駒ヶ岳が・・・。足元はゴロゴロ石の急坂。
展望を楽しむ余裕はなく、この道はどこまで続くのでしょう?


登山道横にモミジカラマツが咲いていて、ホッ! もうひとガンバリ


沢を直進してルートを外さないようにしています。左方向へ。
ゴロゴロ石の沢筋を離れます。


左へ進むとすぐ8合目です
↑ onmouse 


その先のガレ場を通過します
疲れもピークに達し、疲労困憊


9合目に到着


柴安嵓が見えてきました。爼嵓山頂はあと少し。がんばろう!


着きましたよ
爼嵓山頂に到着 10:00
山頂の祠と三角点


眼下に尾瀬沼を望みます


柴安嵓の左に尾瀬ヶ原と至仏山を眺めてここで十分満足。でも、ブドウとおやつを食べて、ゆっくりすると元気が出てきました。これなら柴安嵓まで行かなくちゃ!


柴安嵓へ向かいます。
俎嵓から柴安嵓へは20分程、岩場を一度下ってから登り返します


柴安嵓山頂に到着 10:45
俎嵓より標高が少し高いから、こちらが燧ヶ岳の山頂です
奥に平ヶ岳が望めます


尾瀬ヶ原を見下ろして昼食にします。今日は登りでたくさん水を飲んでしまい、下山のお水が足りない楽しみなコーヒーもいつもの半分になってしまいました
山頂はトンボが飛び交っています。岩菅山と同じ。凄い数です!下界は暑いのですね。赤いトンボと赤くないトンボがいましたよ。アキアカネ?ナツアカネ?雄、雌の違い?それとも未成熟なトンボ?


赤トンボ


赤トンボ


<柴安嵓からの展望>


至仏山と尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原の左がアヤメ平 右が景鶴山


見晴(下田代十字路)から尾瀬ヶ原を通る木道


爼嵓と尾瀬沼

雲が湧いてきたのでそろそろ俎嵓に戻ります。岩場を慎重に!



爼嵓に戻ってきました 11:45
尾瀬沼に別れを告げて下山を開始します


セリ科の花がきれいです


下っていくとガレ場の先にオニアザミが咲いていました
午後の日差しで紫色が鮮やかに見えます


熊沢田代まで戻ってきました
この景色、素晴らしい!また写真を撮ってますよー


キンコウカは花のあとも黄金色に輝きを増し、実が膨らむのももうすぐです


熊沢田代に到着 13:00
おおよそ行程の半分下ってきました。登山口まであと1時間半です。
ひと休みして、とりあへず、広沢田代まで頑張りましょう


広沢田代に到着 13:50


燧裏林道との分岐


御池登山口駐車場に戻ってきました 14:50


御池からのコースは、広沢田代と熊沢田代の二つの湿原を歩き、その景観がとても素晴らしかったです。湿原を繋ぐ登山道は広沢田代までは苔むした大きな石の登山道で、熊沢田代からは沢筋の急坂でゴロゴロした石が歩きにくく難儀でしたが、山頂から眼下に尾瀬沼と尾瀬ヶ原を眺めて、楽しい山歩きとなりました。尾瀬はいいなぁ!会津駒ヶ岳もまた登りたいな!気軽に来たいけれど、桧枝岐はやはり遠いことを実感しながら車を走らせ帰宅しました


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