シラネアオイ咲く八間山(1934m)から白砂山へ(2139m) 
2014年5月31日(土)


自宅(4:30)→渋川伊香保IC(5:57)→野反峠駐車場(8:00~8:25)→シラネアオイ群生地→イカイワの頭(9:40)→八間山(10:10~10:15)→黒渋ノ頭(10:55)→中尾根ノ頭(11:45)→堂岩分岐(12:10)→猟師ノ沢ノ頭(12:30)→金沢レリーフ(12:45)→白砂山山頂(13:30~14:15)
→金沢レリーフ(14:45)→猟師ノ沢ノ頭(15:05)→堂岩分岐(15:30)→中尾根ノ頭(15:45)黒渋ノ頭(16:25)→八間山(17:00~17:05)→イカイワの頭→野反峠駐車場(17:50)


野反峠から 野反湖・八間山方向を望む
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昨年7月、野反湖西側の弁天山・エビ山・高沢山と登りカモシカ平まで歩きました。ニッコウキスゲがとてもきれいでした。静かな湖畔から対岸の山を見て「来年はあの山に登ろう!」と思いあたためてきました。
湖の東の八間山麓に地元中学生が丹精に手入れしたシラネアオイの群生地が広がっているそうです。なんとその数8万3千株。見ごろは5月下旬から6月上旬。

写真シラネアオイの開花はどうかしら?もう一週あとのほうが良いのかな?週半ば、ネットで調べてみると5月26日にシラネアオイの群生地を見に行った記録がもうアップされていました。きれいなシラネアオイの写真と咲き始めて10日ほどで花がみずみずしいと載っていました。
それならと天気も良さそうだし、この週末に出かけることにしました。にっこり
八間山登山口からシラネアオイの群生地まではすぐでした。


わっ!咲いている!咲いている!
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斜面一面に咲いている!
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朝日があたって、ほら!きれい!
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逆光で花びらが透けているのもいいですね。
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花は野反湖まで咲き続いているのかな・・・
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シラネアオイの群生地はすごい!一歩足を踏み入れると見渡す限りどこまでもシラネアオイです。遊歩道が張り巡らしてあり、群馬放送の取材スタッフが撮影していました。放送は来週だそうですよ。
今日は長丁場だからちょっとだけ群生地を見てすぐに八間山に向かいました。


少し登って振り返ります。駐車場と弁天山。その奥に志賀の横手山が見えました
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空は青空、気持ちいい!
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足元に咲くイワカガミやショウジョウバカマに替わって、
黄色のナエバキスミレが咲きだしました
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オオカメノキも白い花を咲かせています。奥に見える残雪の山は草津白根山でしょうか?
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豆粒のように小さな小さなスミレが・・・フモトスミレ?のようです。
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苺の葉っぱに似ているキジムシロも登山道に途切れなく咲いていました。
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イカイワの頭に到着。
せっかく登った登山道はここでぐんぐん下ります。


八間山に向かい、低いササの中に一筋につけられた道を登っていきます。
開放感があって気持ちよい道です。
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ミツバオウレンの白い花も咲いています。
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10:10 八間山に到着。ここまで1時間30分。
稜線には花がいっぱい咲いていて、ここまではとても快適な山歩きでした。山頂にはけっこう人がいましたが、誰も白砂山に向かう人はいません。私たちの前を歩いていた女性はキャンプ場方向に下りていきました。


八間山から白砂山を眺めます。残雪の山が白砂山? えっ!あそこまで歩くの?!
あの最初のピークが黒渋ノ頭で次のピークが中尾根ノ頭とすると・・・堂岩山は??? 写真

山頂から野反湖キャンプ場に下る道
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まずは黒渋ノ頭を目指して歩き出します。
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足元にはヒメイチゲの花が群生して咲いています。
小さいから目立たないけれど、こんなに咲いているのを見るのは初めて!です。
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いまがさかりなのですね。日差しの方向に花びらをいっぱいに広げて咲いています
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最初のピークは黒渋ノ頭ではありませんでした
もう一つ先のピークのようですがっくり
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でも、嬉しいことに稜線にはシラネアオイが咲いていました
株はまだ小さいですが・・・可憐で楚々としていて、登山道で出会えるシラネアオイはいいですね
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手前でおやつタイム。
元気が出て黒渋ノ頭に到着
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ここからまた下り
樹林帯をぐんぐん下っていきます。
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下る登山道の脇にはシャクナゲの木がおおく見られました。花はこれからなのでしょう。
日差しを受けて大きく膨らんだつぼみを見つけました。花が咲いたら見事でしょうね。
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ところどころに雪が残っています
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ダケカンバの林の中を抜けていきます
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次のピークが中尾根ノ頭。ピークに向かって登ります
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このあたりはまだミネザクラがまだきれいです。
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写真 11:45 中尾根ノ頭に到着。黒渋ノ頭からおよそ1時間。 いよいよ白砂山への稜線に続く堂岩分岐を目指します。
ここまできたら半分のはずですが、白砂山はまだまだはるか遠くに見えますよ。
歩けど歩けど、遠くて、お昼には到底たどり着けません。 コース選びを間違えちゃったかも。
がんばるっきゃありません。


堂岩分岐へ
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12:10 堂岩分岐に到着。地蔵山からの登山道と合流。
コースタイムによれば山頂まであと1時間10分。先が見えてきました。白砂山手前に見えるピークが猟師ノ沢ノ頭でしょうか。がんばりましょう。


下山してくる登山者が見えました。いいですね。
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12:30 猟師ノ沢ノ頭に到着。


近づいてきた白砂山、もう一つピークがありました
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また下ります
雪解けで浸かった道を避け、生い茂るササを踏みつけ歩いたり、
残雪を踏みしめ歩いたり、足元が厳しくなってきました。
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金沢レリーフに到着
右側、左側ともに切れ落ちています
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↑ onmouse  振り返って。金沢レリーフすぐ手前の大残雪

ポツンポツンとだけれどササの陰にシラネアオイがそっと咲いています
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ここにもシラネアオイ。あそこにもシラネアオイと
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いよいよ山頂への最後のひと登り。とてもとてもキツかった
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写真13:30 白砂山山頂 到着。やったぁー!着きました。3人グループの男性と山頂手前ですれ違ったから、山頂には誰もいない。独り占め。この時間だし、もう誰もたぶんこないでしょう。登って、下って、登って、下って、いくつピークを越えてきたでしょう。ほっ!やったー
やっと昼食。コーヒーが美味しい!でもね、昼食をとりながら下山のことを考えました。この私の調子で同じ道を戻るのは無理なのではと。だって、下って、登って、下って、また登って、だから。地図を眺めて、地蔵山のほうへ下り長丁場になるけれど湖畔の道路を歩くほうが間違いないのではないか・・・と。
どっちに下山しようと野反湖畔までは下りなくてはなりません。それも、車は野反峠駐車場に停めてあるのですから。とりあへず、堂岩分岐までは同じ道。あとは頑張るのみ。登りはなるべくゆっくりと・・・。でも、くだりは任せてとばかりに歩き出します。金沢レリーフ、猟師ノ沢ノ頭とコースタイムどおりに歩けました。堂岩分岐までやってきましたよ。黒渋ノ頭の登りがポイント、そこをゆっくり登ればたぶん大丈夫。なんとか来た道を帰れそうと八間山へ向かうことにしました。ただ黙々と歩を進めます。黒渋ノ頭を登りきっても、八間山までがまた遠い。日も傾き、稜線の花たちは花びらをすでに閉じていました。


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とうとう登山口まで下りてきました。湖畔はすでに暮れかかっていました


野反峠駐車場 17:50着
クタクタ、ヘトヘトなのに、たどり着いてみれば充実感が。山って不思議です。今日もよい山歩き ウインク
六合道の駅の日帰り温泉で疲れを癒してから帰りました。69.5キロ、渋川伊香保ICまでこれがまた長い道のりでした


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