上高地
2012年6月1日(金)2日(土)
八王子IC(6:00) → 韮崎IC(7:12) → 松本IC(8:30) → 沢渡岩見平駐車場(9:20)バス9:33発
 → 大正池(9:50) → 河童橋(11:00)→ 明神(12:00) → 徳沢(13:45)泊


この週末、新緑の上高地を訪ねました。山を歩き始めてすぐの頃、明神から徳沢にかけて川辺を埋めつくして咲くニリンソウの写真を植物図鑑で目にしました。いつかこの光景が見たい!と。でも、なかなか時期が合わなくてかないませんでした。徳澤園のブログ「ニリンソウ満開宣言」をうけて一週前に行く準備をしていたのですがヤボ用で頓挫。今年もダメかな?とあきらめかけていました。ところが、前日の新着情報を見ると「6月上旬までは、ニリンソウを楽しめるでしょう」とあったので、本当かな?と思いつつ、ダメもとで一週遅れで出かけることにしました。はたしてニリンソウは?にっこり満開!で迎えてくれました。
明神から徳沢までの林道にはサンカヨウ、ツバメオモト、エゾムラサキなども咲き乱れていました。


9:50 大正池でバスをおり河童橋に向かい歩き出す。およそ1時間の行程。青空が広がっていて心地よい。正面に焼岳、右手に穂高岳を望みます。


大正池から見た焼岳
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写真 穂高岳の山頂部は雲に覆われている
大正池から穂高岳を望む

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梓川沿いを穂高岳を眺めて歩く

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梓川

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梓川の対岸に、左から六百山・三本槍・霞沢岳が聳えたつ


  ■ 六百山と霞沢岳 ■ 案内板
穂高岳の名声に隠れがちですが、梓川左岸の山にも捨てがたい魅力があります。   
あまりにも近すぎるため全容を望める場所がかえって少ないのですが、このあたりは
二つの山がもっともよくみえるところです。登る人もまれな山ですが、霞沢岳には
徳本峠から尾根伝いに登山道が通じています。六百山、八衛門沢などこのあたりの
地名には、かつて木材生産の場であった上高地の長い歴史が示されています。


河童橋には11:00着。橋を渡り、これからからは梓川の左岸を明神へ向かって歩きます。河童橋から明神までは50分ほどの道のりです。


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新緑の白樺林を歩く


途中に注意書きが・・・「貴重な自然を守りましょう。サルやカモなどの野生動物に餌を与えないようにしましょう」と。すぐその先でサルの親子とカモに出合いました。

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猿の親子
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カモ

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ニリンソウと菫
小梨平キャンプ場を過ぎてニリンソウいよいよ本番!


やがて明神岳が目の前に大きく聳え立ち、林道脇に目をやるとコミヤマカタバミの小さな白い花やツバメオモト、エンレイソウが咲いています。ツバメオモトがたくさん咲いている。スミレはタチツボスミレかしら?ニョイスミレも咲いています。エンレイソウはすこし盛りが過ぎたかな。お昼にちょうど明神に着きここで昼食。なんだか空模様が怪しくなってきました。ゴロゴロと雷が聞こえてきます。ポツポツと雨が。あっ!傘を持たずにきて失敗。失敗。


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対岸に聳える明神岳

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明神




下のサムネイル写真にマウスをのせて見てください。写真が入れ替わります。
ツバメオモト エンレイソウ シロバナエンレイソウ コミヤマカタバミ
サンカヨウ エゾムラサキ クリンユキフデ ハシリドコロ

明神から徳沢にかけては多くの花々が咲き、もちろんニリンソウは林の下を埋めつくす言葉どおりに見事に咲いていました。あっちで足を止め、こっちで足が止まり。ニリンソウのオンパレードです。ご覧ください。

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ニリンソウに負けずにとフッキソウも一面に咲いていました。


写真。斜面一面に咲くニリンソウ title=
ニリンソウとエンレイソウ

写真。少しアップして撮った
ニリンソウ

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春の妖精・ニリンソウ

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ハルニレの巨木の下を真っ白に埋めて咲くニリンソウ

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徳沢ロッジ前にて。ニリンソウ

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徳沢ロッジへの道。ニリンソウ


なんとか持ってくれていた天気。徳沢ロッジまで来たら、もう待てないよと大粒の雨が落ちてきた。小走りで目と鼻の先の徳澤園へ。予約していなかったが、運よく一部屋空いていました。徳沢着13:45。
通り雨なのでしばし部屋で止むのを待つ。コーヒーを飲み終える頃にはちょうどよく雨が上がってニリンソウ探索に出かけました。花、花、花、一面ニリンソウにっこり

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徳澤園ベランダにて
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徳澤園


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少し光が差し込んできた。雨上がりのニリンソウ。

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ニリンソウ

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ニリンソウ、どの花も日差しのほうを向いている

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やっと見つけました。ミドリニリンソウ

翌朝、皆さん早くから散策を楽しんでいました。私たちも朝食を挟んで散策、明神岳の雄姿とかわいいニリンソウをもう一度カメラに収めました。8時30分チェックアウト。ゆっくり歩いても河童橋にはお昼に着くでしょう。今日も雷が鳴るのでしょうか!なんとか午前中は降らないでねと願います。

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徳澤園まえから明神岳を望む


朝の徳澤園まえでハルニレの大木を見上げる。新緑がとてもきれいだそうです。

木に止まっているアカハラ写真
アカハラ
(地上を数歩跳ね歩いては立ち止まり、この動作を繰り返し落ち葉をかき分けたり、
土をほじって昆虫類の幼虫をやミミズなどを採食する)日本の野鳥図鑑より

↑ 写真にマウスをのせて見てください。写真が入れ替わります。

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日差しを浴びて輝くニリンソウ

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ニリンソウも微笑んで。

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ピンク色の濃いニリンソウ

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徳沢を後にして。木漏れ日のニリンソウ1

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木漏れ日のニリンソウ2

帰りは明神池のコースを歩きました。なんと明神池は拝観料が必要でした。いつからそうなったのでしょう?驚きました。商魂たくましいこと、穂高神社を拝んだだけで通り過ぎました。そこからのまた整備された木道はとても疲れました。岳沢登山口では楽しかった穂高岳登山を思い出して、山はやっぱりいいな バイバイ、またね!
満足の2日間でした。


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