燕岳から北燕岳へ(2763m)
紅葉がきれいな東沢コースを下る
2004年10月2日(土)3日(日)

花崗岩のオブジェとコマクサで知られている燕岳へ5人の仲間と出かけました。中房温泉から合戦尾根を登って燕山荘で一泊し、翌日、燕岳と北燕岳に登り東沢を下ります。東沢の紅葉が見ごろだといいな。楽しみです

1日目 コースタイム 4時間10分
距離 5キロ 標高差 1260m
2日目 コースタイム  6時間
距離 8.1キロ 標高差 1313m
10/2(土)曇のち 雨 標高
駐車場 - 10:31
中房温泉登山口 - 11:08 1455m
第1ベンチ 11:43 11:55 1670m
第2ベンチ 12:22 12:28 1840m
第3ベンチ 13:05 13:56 1950m
富士見ベンチ 14:32 - 2170m
合戦小屋 15:12 15:27 2375m
合戦沢ノ頭 15:45 15:49 2489m
燕山荘 16:35 - 2705m
10/3(日)曇のち 雨 標高
燕山荘 - 6:55 2705m
燕岳 7:25 7:35 2763m
北燕岳 7:55 8:05
東沢乗越への下降点 8:45 -
東沢乗越 10:00 10:04 2253m
西大ホラ沢出合 10:50 11:38
中房温泉登山口 14:10 - 1455m
登山道概略図

台風が少し早く通過したため、前日の金曜日まで台風一過の晴れで、週末はあいにく天気は下り坂の予報です。駐車場に車を停め、中房温泉登山口から出発します。今日登る合戦尾根は、北アルプス三大急登(烏帽子岳へのブナ立尾根、剱岳の早月尾根、燕岳の合戦尾根)といわれますが、危険な箇所はなく、登山道がよく整備されており、北アルプスの入門コースでもあります。標高差がありますが頑張って登ります


中房温泉登山口 11:08


第1ベンチに到着 11:43 ここでひと休み


休憩後、昼食用のアルファー米に水を入れてから出発します


第2ベンチに到着 11:22 ここでもひと休み


第3ベンチに到着 13:05~13:56
ワイワイ賑やかに昼食タイム
メニューはカレーライス。缶ビールも添えて

天気が持ってくれたらと願っていたけれど…。昼食を終えると雨がポツポツ落ちてきました。合戦小屋で本降りになってしまい、あとは燕山荘までひたすら黙々と登りました Tシャツとカッパで汗ばむことなく歩けたのと昼食の時間に降られなかったのは幸いでした。 

燕山荘に到着 16:35
荷物を片付けたら、食堂の自炊スペースで夕食の支度をします。メニューは山菜おこわ、焼き肉、サラダ、だんご汁、おでんと御馳走です。食材は若い人が背負ってくれました


ワイワイ、がやがや、話が弾み、お酒もすすんで楽しい夕食


おまけにデザートまで

夕食後はオーナーの赤沼氏によるユーモアあふれるトークと
アルペンホルン演奏が催されました

部屋に戻って明日の準備を終えると山小屋の夜はもう就寝時間です。こんなに早く眠れるかな?そう思いながらも横になるといつの間にか眠っていました。

翌朝、支度を整えて外に出ると曇っているけれど北アルプスが一望できました
大展望です。しばし眺めていました。


燕岳と小屋前のテント場 右奥に鹿島槍ヶ岳


燕山荘から望む大天井岳


燕山荘前でみんなで写真を撮って出発します 6:50


燕岳を目指して歩き出す
この辺りが夏にコマクサが咲くところかな?


しばらく行って燕山荘を振り返って見ると
天空の城ならぬ天空の小屋

写真
燕山荘より大天井岳に続く縦走路が続いています
槍ヶ岳までの表銀座コースをいつか歩いてみたいです
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大天井岳


花崗岩のオブジェを縫うようにして燕岳へ向かいます


燕岳山頂に到着 7:25


燕山荘をバックにみんなで記念撮影 

燕岳山頂からは裏銀座の山並みがよく見えました。あいにくの降り出しそうな曇り空でしたが、山々が一望できたのはとても嬉しい!

<燕岳山頂からの展望>

写真
槍ヶ岳から三俣蓮華岳への稜線
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 左に大天井岳、中央に槍ヶ岳、中央奥に笠ヶ岳、右に双六岳、右端に三俣蓮華岳

写真
双六岳から野口五郎岳への稜線
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 左から双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、ワリモ岳、南真砂岳、水晶岳、野口五郎岳


南に目を向けると燕山荘の奥に常念岳が望めました

写真
これから向かう北燕岳
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北燕岳の稜線越しに針ノ木岳と蓮華岳が望めました

展望を楽しんだら、北燕岳へ向かいます。


山頂の様子


裏銀座の山並みと眼下に雲海を眺めながら歩きます
稜線歩きは気持ちよい


白砂の道を北燕岳へ向かいます

20分ほどで北燕岳に到着 7:55 立山と剱岳がくっきり見えました


北燕岳手前にて


北燕岳山頂から眺めた立山と剱岳


北燕岳山頂から望む燕岳

北燕岳山頂でひと休み後、中房川沿いの東沢コースを下山し中房温泉登山口に戻ります。


北燕岳から続く縦走路


東沢乗越への下降点へ向かい進みます

写真
花崗岩の真っ白な砂礫の道
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真っ赤に色づいたウラシマツツジ、白とハイマツの緑のコントラストが目を引きます


東沢下降点に到着 8:45
北燕岳方向を振り返ります


赤く色づいたチングルマ


東沢乗越に向う下山の様子


切れ落ちている登山道を気をつけて歩きます


ゴゼンタチバナが赤い実をつけています

東沢乗越に到着 10:00


ダケカンバが黄色く色づき


木々が赤く色づいて
中腹の紅葉がきれいでした


ガスに煙る東沢

西大ホラ沢出合で早めの昼食を摂った後、雨となりカメラをザックに…。それから沢を幾度も渡渉して中房温泉登山口まで戻ってきました 14:10着。あいにくの天気でしたが、表銀座や裏銀座の山々などを望むことができ、みんなと賑やかに楽しい時間が過ごせて、すばらしい山歩きとなりました。しゃくなげの湯で汗を流してから帰宅しました

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